パワハラ被害者の転職活動の心得

パワハラ被害に苦しんでいる方々は、一度は必ずこう思うはずだ。

「こんな職場なんて辞めてやる!」

そして別の仕事を探すことを考えたはずだ。

だが、転職というのは意外とハードルが高く、いろいろな努力も必要なので、今日、明日というレベルでできるものではない。
しかし、一度、貴方が転職を決意したならば、私は貴方を一生懸命応援したいと思うので、今日はそのためのアドバイスをしたいと思う。

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転職活動のアドバイス

まず、最初は何らかの転職エージェントに登録して、そのエージェントと面談することをお勧めする(もちろんハローワークでも良い)。
エージェントは、貴方に会った時、必ずこう聞くだろう。

「なぜ転職したいと思ったのですか?」

だが、私はここで正直な転職理由を言うことを決してお勧めはしない。

パワハラ被害者は、日頃、パワハラの苦しみを吐露する機会がないので、ついこういう場面でパワハラの経緯を事細かく説明してしまいがちだ。
だが、それを聞いたエージェントはどう思うだろうか?

きっと、こう考えるだろう。

「こいつはトラブルメーカーかもしれない。
こんな奴をせっかく苦労して紹介しても、紹介先でまたトラブルを起こしてクレームなど入ったりなどしたら大変だ。
俺の首が危ない。」

実際、私は2社目の会社で強烈なパワハラを受けて3か月で退職に追い込まれた時、2社のエージェントと会って転職の動機を聞かれた時、自分が受けたパワハラの内容を事細かく長々と話してしまった。
結果、どうなったか?

そう、2社とも音信不通となった。
悲しいが、それが現実であった。

そして私は、深い孤独感と、パワハラへの恨みが増幅し、もっと苦しむことになった。

世間の現実

世の中では、パワハラはいけない、それをやれば会社にとっても従業員にとってもリスクだしよくない、だからパワハラには気をつけよう、などとまことしやかに語られている。
だが、それはあくまでも社会的な理想論や建前であり、個別のケースでは、パワハラ被害者は冷淡に扱われるという厳然とした現実がある。

ましてや、転職や採用面接といった場では、パワハラ被害が転職動機などと言うことは、絶対にご法度である。
もし嘘だと思うなら、実際にやってみれば良い。

私は実際にそうやってしまった。
そして、長い失業期間と、失意と絶望の日々を経験した。
それは、地獄であった。

この世の転職動機を調べた調査によると、実は半数以上は、職場での人間関係の問題が原因だという。
その中にはもしかしたらパワハラが原因のケースも多数含まれていることだろう。

私はそれについては、十分理解する。
だが、それを理解した上で、私はこう言いたい。

建前を装う

転職動機は、真っ赤な嘘であろうと、心の全く伴っていない単なる建前であろうと、別の前向きな理由を言え、と。

それしかないのだ。
パワハラでぼろぼろに心を何とか抑え込んで、自分を無理やり再び社会的軌道に乗せる (get it back on track!) ためには、そうするしかないのだ。

私は常にこう言って転職活動を行ってきた。

「今までの経験を活かし、御社の○○という事業で自分の力を発揮してみたいと思ったからです。
私を雇ってくだされば、御社にとって必ずや利益をもたらす存在になるとそう確信しております!」

これは、自分が採用面接を行う側になってみればとてもよくわかる。
暗い顔をして「前職での人間関係が嫌になったから、とりあえずここに応募してみました」などと馬鹿正直に言ってくる人は、即その場でNG判定をくだすだろう。

あくまでも、自分の心を押し隠して、前向きでエネルギーにあふれ、積極的な姿勢を装い、やる気をアピールしなければ、競争者を蹴落とすことなどできないのである。
悲しいが、これが社会の現実である。

だけど闘いは忘れない

今日は、パワハラでボロボロの心を引きずっている人にとっては、かなりきつい内容を書いてしまったかもしれない。
だが、これは、いつか私のブログで書かなければならないだろうと思っていたことだ。

パワハラでの恨みや苦しみを吐露する人や場所は、別にある。

それは、パワハラと戦うための材料をブログで提供している私である。
そして、もう一つは、パワハラを行った企業や上司に対して、労基署や裁判所を通して直接仕返しする場である。

そこでなら、何の手加減もなくすべての苦しみをぶつけても構わない。
だが、それ以外の人や場所(両親、配偶者、友人、転職活動等々)では、自分の恨みをぐっと押し殺して、嘘の笑顔と理由を並べて、耐え忍ぶしかない。

明けない夜はない。
パワハラを乗り越えるために、一緒に闘おう。

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コメント

  1. Kkk より:

    初めまして。今年不当解雇にあった20代の者です(会社から一週間後辞めてもらうと突然言われました。余りにも不当だったので、残業代未払いの件は証拠を持って労基署に申告手続きを行い、不当解雇については地位保全の仮処分申請の手続きを即座に行う、ただ、もし其方が私の席をあと1ヵ月置き、その間の休業手当と社会保険料を支払うという形の退職干渉なら受け入れる意思はある、その場合、離職票には私に非があるような書き方はするなという手紙を送り付け、それを受け入れさせました。この手紙を送らなかったら、自己都合で辞めさせていたと思います)。

    記事大変共感できます。不当解雇にあったと言っても、ハローワークの職員は同情してくれても、面接官からは危険人物の烙印を押されて終わりですしね。私は、面接での退職理由はさらっと人員削減の対象になったと言ってます(離職票は会社都合退職となってるので)。
    会社との闘いについては、管理人さんは裁判までやられていて、凄いです。誰かが行動をしないと組織は変わらないので、管理人さんは正しい行動をしているのだと思います。

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