2回目の出社拒否

上司の怒鳴り声がきっかけで,3日間の出社拒否に陥った私。
ようやくの思いで,1日だけ出社した。

でも,その日の深夜,誰もいなくなったオフィスで,上司の机を殴ったり蹴ったりするという事件を起こした。
そして,バカヤローと叫んで,会社を飛び出した。

上司に電話をかけるも,一笑に付されて切られた。

こんなことを経験した私は,完全に人間不信になっていた。
上司も,会社も,誰も積極的に助けはしてくれない現状に,苛立っていた。

「なぜ3日間も休んだのに,誰も連絡してこないのか。
せっかく出社しても,誰も話しかけてこない。」

すごい孤独を感じていた。
この時はまだ分からなかったのだが,他の社員達は防衛本能を働かせ始めたのだ。

すなわち,まともに働いて,出世を目指すという,会社の既定路線を離れた人間に対して,近づかない方がいいという気持ちを抱き始めたのだ。

私は,再び出社ができない毎日に陥った
朝,8時になれば,家を出て会社に向かおうと玄関に立つ。

でも,ドアが開けられない。
足が動かない。

だから,上司に「体調不良」とメールを書いて,傷病休暇の申請をする。
こんな繰り返しにまた陥った。

そんな生活に陥って4日目,ついに会社から連絡のメールが来た。

(続く)

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