最後の気力を振り絞った私

転職エージェントからK社の内定通知をもらった私。
そこには今のパワハラ会社より年収にして100万円もアップするオファーが書かれていた。

「やったぁー」

私はパワハラ会社からの脱出と年収アップを同時に実現できることになった幸運にすっかりと舞い上がってしまった。

「ああ、神様は私を見捨てなかったんだ」

そう心から思った。

速攻で退職してK社に移りたい気持ちがあったが、退職するには一か月前の通知が必要だと就業規則には書かれていた。
労基法上は2週間前の退職通知でいいはずなのだが、揃いも揃ってどこの会社も一か月前に退職届を出せと書いてある。

ここにも、職業選択の自由という憲法に規定された基本的人権とそれに基づく法律よりも、不合理な慣習が優先されやすい労働社会の現実がある。

いずれにせよ、今すぐに退職届を出しても、新しい会社に移れるのは来月になる。
しかも今月はもう25日なので、エージェントと相談の結果、翌々月の一日入社希望ということで回答した。

「あと一か月、どうやってこのパワハラ上司の下で耐えればいいのだろう…」

もう、耐えに耐えて息切れを起こしているのに、あと10周トラックを回って来い、と部活で命令されたかのような苦しさであった。

だが、ここで倒れる訳にはいかなかった。
ここで倒れれば、本当に人生が終わりになってしまうような恐怖感があった。

私の人生もめちゃくちゃになってしまうし、家族の生活もめちゃくちゃになるという、とてつもなく大きな恐怖感があった。

だから、参ってうつ病になってしまったり、自殺を考えたり、あるいは会社内でキレて暴れるなんてことは、絶対に避けなければいけなかった。

あくまでも表面上は、正常な人間を装って、ひたすらパワハラ上司の攻撃に耐えなければいけないのだ。
これは、人生最大の挑戦と言っても過言ではない覚悟が必要であった。

だが、せっかく退職が決まったのだから、ここで最後の復讐をパワハラ上司にしようと思ったのも事実だった。

もう、何も失うものはないではないかと思った。
もう、この会社の経営陣から「反逆者」のレッテルを貼られ、永久に出世の道が閉ざされたって、私にはもう関係のないことなのだから。

犯罪者にだけならなければ、何をやっても構わない、とそう思った。

そんな中、とある同僚とランチに行った時、復讐方法についての一つのヒントを得ることになった。

(続く)

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コメント

  1. オレンジ より:

    1. 無題
    私のパワハラ上司がいた会社の面接でもパワハラに負けないさんとまったく同じような事を言われました。
    私も「自分の事を飾っていう人は好きじゃない」みたいに言われたけれど面接なので自分の得意な分野をアピールするのは当たり前なので違和感を感じていました。
    http://ameblo.jp/orangeorange-orange

  2. パワハラに負けない より:

    2. Re:無題
    >オレンジさん
    コメントありがとうございます。
    面接では、自己アピールするのが当たり前ですよね。
    それを否定するなんて、自分が選ぶ立場なんだから偉いという、驕りの現れ以外の何ものでもないですよね。
    http://ameblo.jp/anti-pawahara/

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