外資系企業の恐るべき実態

この記事は、http://ameblo.jp/anti-pawahara/entry-11812507794.html
の記事の続きです。
パワハラ社長から追い出された後の3か月に及ぶ長い失業期間を経て、私はようやくある外資系の企業に入った。
新宿の高層ビルの30階にあるそのオフィスは、眺めも素晴らしく、室内も綺麗で、一人当たりのスペースも大きい良い環境だった。
だが、オフィスの物理的な環境の良さと、パワハラの有無は無関係である。
どんな立派な名前を冠した立派なオフィスを構える会社でも、あるところには強烈なパワハラがあるのである。
パワハラの洗礼は、入った初日から始まった。
面接の時は終始笑顔を絶やさなかったあの上司が、社内では冷淡な表情を浮かべて、要求を容赦無く突き付ける人間に変わっていた。
早速、夕方までにソフトウェアの開発環境を整えよ、という厳命が下った。
分からなかったら、いつでも聞くようにとも言われた。
だが、この言葉は、毎回の命令の後に付けられるただの挨拶のような言葉だと後で気が付いた。
彼は、実際に私に何かを聞かれると、私を部屋に呼び、30分も立たせた上で、とうとうと説教を始めるのであった。
「君ね、こんなことも分からないの?
一体今まで何やってたの?

この前説明したことが、全然理解できていないみたいだね。
あのね、だから、これはこうで、あれはあれで…」
彼は、自分で自分の説明に陶酔しているかのようにとうとうと語るのだが、それは時に私の能力や性格を否定する内容を含むことがあった。
私が彼の発言に対して言い訳などしようものなら、説教は加熱し、決して終わらなくなる。
だから、絶対に言い訳などしようと試みてはいけなかった。
ひどい時は、説教が2時間に及ぶこともあった。
彼は、「こんなことやってる時間なんてないんだよ!」と不機嫌に言いながら、まるで火がついた薪のように、自ら燃え盛って説教が止まらなくなるのである。
私の答えはいつも、「あ、はい」か、「わかりました」のどちらかだった。
というか、そう答えなければ、彼はもっとエスカレートして、制御不能に陥るのである。
2時間の説教で、上司が話す時間は1時間55分で、私は5分という感じだった。
彼は前の会社のパワハラ上司のように大声で怒鳴り付けるということはしなかった。
だが、とうとうと長時間に渡る説教が、毎日、毎週のように、1年、2年と休みなく繰り返されるのである。
それは、精神的に部下を追い詰めるのに十分な要因であった。
それは、業務指導の名を借りたパワハラと言わずして、何と言うだろうか。
結局、私は勤務初日に開発環境のセットアップは終えられなかった。
周りの人に聞いても、面倒くさそうに最低限の答えしか返ってこない孤独な状況の中で、私は最初の一週間を終えた。
私は毎日のように激しい説諭を上司から受け、緊張と披露でヘトヘトとなった。
恐ろしいほど個人主義と成果主義が徹底したこの外資系企業。
究極を言えば、同僚が倒れても、自分が生き残れば良しという文化であった。
成果を強烈に出しているうちはまだ良かった。
だが、成果が平均かそれ以下の状況で、一度でも上司に反抗するような発言をしたり、関係をこじらせてしまえば、もう終わりである。
半年に一度付けられる成果(レーティング)は、最もらしい理由をつけて落第点を付けられ、辞めろ辞めろ、の終わりなき説得が始まるのである。
そして、辞めずにとどまろうと努力すれば、PIP (performance improvement plan) という名の恐るべき訓練プログラムに強制参加させられる。
その場では、毎日のミーティングで複数の上司や同僚から罵詈雑言を浴びせられた上で、最終的には失格宣言され、即日解雇されるのである。
この恐ろしい実態を、これから少しずつ書いていこうと思う。
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コメント

  1. エミリー より:

    1. こんばんは!
    読み進む毎に内容が濃く、精神的に追い詰められていく様子が肌を通して伝わってきます。

    何という厳しい試練に立ち向かわれているんだろうと・・・・

    将来は、この経験を生かして、大臣にでもなって改革をしますか!?
    http://ameblo.jp/1009-maru/

  2. パワハラに負けない より:

    2. Re:こんばんは!
    >エミリーさん
    私の経験を公開することで、同じ経験をしている人に励みになればと思います。
    http://ameblo.jp/anti-pawahara/

  3. ひがっしー太郎 より:

    3. 外資系にもいるのですね。
    私もいろんなパターンのパワハラにあいました。みんなの前で説教をする公開型(晒し者扱い)、
    すぐに発狂する絶叫型、会話の揚げ足をとる勝ち誇り型、いろんなタイプがありました。パワハラに負けないさんのようにパワハラをする上司は理由を説明しても言い訳になるし、何も言わないなら言わないで発狂しますよね。自分の感情もろくにコントロールできない人を上司にするなと思います。でも、自分より立場の上の人間には手の平を返したような態度を上手く取るんですよね。成果主義になって、サラリーマンってプロ野球選手より厳しい世界かもしれませんね。(プロは年度契約でとりあえずは一年間は大丈夫だと思う。)
    http://ameblo.jp/norizoman/

  4. 退職間近 より:

    4. 無題
    はじめまして。
    一晩でブログを一気読みしてしまいました。

    私もパワハパワハラ上に悩んでいます。
    私の場合は恫喝などではなく完全に無視されてます。
    チームの中で完全に私だけいないかのように振る舞われています。
    さらに上司の右腕的存在の先輩を通じて重箱の隅をつつくようなイチャモンが定期的に襲ってきます。

    他の先輩、同僚は普段は仲良く接しているのですが そのパワハラ上司がいる前では上司と同じように振る舞います。

    毎日が辛くて半年前から転職活動をして、ついに今までの知識、キャリアを生かせる 待遇も会社の規模もはるかにいい会社から内定をもらいました。

    しかし、上司に退職届を出すのが怖いです。
    7月末には退社しないといけないので会社規定を守るとなると来週の頭には退職届を出さないといけません。

    このブログから力を貰っては残り1ヶ月頑張りたいと思います(+_+)

    お互い頑張りましょう

  5. 事務員 より:

    5. はじめまして
    昨日発見しました。
    これから過去分を含み拝見させていただきます。
    現在自己愛性人格障害を思われる社長のもと10年勤務おります。
    なんとか今まで自分も相手も傷つけることなくやってまいりました。
    自分だけじゃないと思うだけでずいぶんと違うことを実感いたしました。

  6. パワハラに負けない より:

    6. Re:外資系にもいるのですね。
    >ひがっしー太郎さん
    パワハラ上司や企業は避けたいと思っても避けられない時がありますね。
    そういう時に備えて、自己防衛の知識と意識を持つことが大切だろうなと思います。
    http://ameblo.jp/anti-pawahara/

  7. パワハラに負けない より:

    7. Re:無題
    >退職間近さん
    ひどい無視のいじめによく耐えてこられましたね。
    退職は最後の関門ですが、頑張ってください。
    退職前に、勤怠記録、就業規則、賃金規定はしっかりコピーしましょう。
    後で、損害賠償請求や未払い残業代の請求に役立つことがありますから。
    どうか、無事に退職届を出せますように。
    http://ameblo.jp/anti-pawahara/

  8. パワハラに負けない より:

    8. Re:はじめまして
    >事務員さん
    10年間、よく頑張って来られましたね。
    何かあった時に備えて、勤怠記録等は保管しておきましょうね。
    どうか、少しずつでも、勤務環境がよくなっていきますようにとお祈りしています。
    http://ameblo.jp/anti-pawahara/

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