明けましておめでとうございます
昨年は、多くの人にこのサイトを訪れて頂きました。
ありがとうございました。
今年も、一生懸命、パワハラの体験談と対策について書いていきたいと思います。
2年前の正月は最悪の正月でした。
12月初めに退職強要の4時間半の面談を受け、12月下旬には会社を出て行けと怒鳴られてそのまま退去。
12月いっぱいで退職して、正月一日から失業者となりました。
失業者となったのは社会人を初めてから初めてでした。
その不安と恐怖は、今も鮮明に覚えています。
普通の失業と違っていたのは、前の会社の社長の呪いの言葉。
「お前はここを辞めたら、あとは転落人生しかないな。」
「お前は家族を路頭に迷わせる気なんだな。」
「お前は協調はゼロどころかマイナスだ。異動先なんてない。」
「お前が120%悪いから、(パワハラ・怒鳴り声・公開叱責)上司に土下座して謝って、一から出発し直せ。さもなくば、辞めろ。」
このような言葉を4時間半に渡って浴びせられた私は、12月末には、地下鉄の駅をさまよい歩き、ホームのベンチに座り込み、涙を流しながら過ごしました。
家に帰る勇気もなく、何時間も都会をさまよい歩き、死にたいと考えながら、寒い風が吹く都会をさまよい歩きました。
次に就職する先も全然決まっておらず、毎月10万円以上になる家のローンも払う当てがなく、失業することを極度に恐れていました。
家を失っても、前の会社に弁償を求めることなど、難しいことでした。
銀行に相談しても、冷たい返事しかありませんでした。
「一か月のローン返済滞納は大目に見ますが、二か月返済が滞れば事故扱いとさせて頂きます。
事故になれば、優遇金利も外しますので、翌月からは約20万円の返済になります。
その返済も滞れば、抵当権を行使して、家を強制売却させて頂きます。」
銀行の担当者は、相談に来た私を、実に冷たい言葉で応対した。
私のパワハラ失業など、銀行の知ったことではない、事情などどうでもいいからとにかく金を払え、と言わんばかりの態度だった。
パワハラとは、ある意味、会社から個人に対する、不法行為の実力行使である。
実力行使の「犯罪」と言ってもいい。
たとえば、殺人などの重大犯罪は、命を奪うものだけに、どんなに後で重い刑罰、賠償がくだされたとしても、取り返しがつかないものである。
パワハラも同様である。
経営者から労働者に対する犯罪の実力行使なのである。
労働者に陰口や退職強要と言った、不法行為を構成する精神的圧力をかけ、心をぼろぼろに荒ませて、そして退職に追いやるのである。
退職追いやられ、収入がゼロになり、家を失おうと、家族がバラバラになろうと、ショックのあまり病気で寝込んでしまうことになろうと、そんなことは関係ないのである。
パワハラの被害者がどんな悲惨な道を辿ろうとも、そんなことは我関せずなのである。
後でどんなに重い刑罰が科されようと、どんなに大きな賠償金が払われようと、パワハラによって思いっきり傷ついた心、パワハラによって発症した精神的な病、パワハラによって受けた甚大な経済的損害は、取り返しがつかない重大事なのである。
それが、パワハラという人権侵害行為、大人社会のいじめ、上下関係を隠れ蓑にした陰湿な腹いせ行為の実態なのである。
労働者、部下を破滅に追い込み、精神的にぼろぼろにして、それでもなおお金の論理を優先させる、怪物のような鬼のような不法行為なのである。
労働者の命よりも、経営でお金を回すこと、より上位の人間の保全を図ること、それを優先させるのが、パワハラ上司の短絡的な論理なのである。
人一人を破滅に追い込んでおいて、何一つ責任を取らないのが、パワハラ会社の実態なのである。
こういうパワハラ行為を受けて、最悪の年越し、絶望の正月を迎えたとしても、決してあきらめないでほしい。
私は、このような最悪の正月、半年続いた強烈なフラッシュバック、1年半録音テープを聞き返せないほどの恐怖の思い出をなんとか乗り越えて、再就職を果たし、新たな人生を開拓したのである。
だから、パワハラを受けて、世の中が真っ暗な絶望に覆われているとしても、絶対にあきらめないでほしい。
絶対に希望を捨てないでほしい。
必ず今よりもいい仕事を見つけることができるはずなのである。
必ず今よりも明るい人生が送れるはずなのである。
そして、必ず、私を呪いの言葉と徹底した人格否定でボロクソに苦しめ最悪の境地に追い込んだあのクソ上司、窮状を訴えてもきれいごとばかり並べて何一つしてくれなかったあのクソ経営者に、一矢報いるときが来るはずなのである。
それは、3度連続パワハラによる退職を経験した私が、必死にもがいた末に勝ち得たことである。
そのクソ社長の呪い(カース)の言葉をはね除け、2か月半の失業の末、史上最高の年俸契約を結ぶことができた私が語ることのできる実話である。
転落人生などではなく、家族を路頭に迷わせる人生でもなく、その脅迫の呪いかけクソ社長の言葉をはね除けて、恐怖のどん底から這い上がっが私だから言えることである。
人は、必ず悪い時もあれば良い時もあるのである。
だから、希望を捨てずに、歩み続けた人間が勝つのである。
負け犬のようにしっぽを巻いて、下を向いて、泣き寝入りしながら一生暗い人生を歩む必要などないのである。
パワハラ上司に呪いの言葉をかけられたからといって、自分の人生の破局が決定づけられた訳ではないのである。
運命は、希望を捨てず、最後まで歩み続けた者の味方である。
2014年、パワハラで悩んでいる人の上に、どうか素晴らしい運勢が訪れますように。
パワハラを乗り越え、新たな人生をつかみ、新たな希望を感じて、新しい道を開拓していけますように。
そのようなエールのメッセージとともに、今年も出発したいと思う。
コメント
1. すごい・・
私はパワハラを受けたことがないのですが、世の中にはすごいパワハラ上司がいるものですね!!
びっくりです。
ドラマのような実体験を読めるのを楽しみにしています。
http://ameblo.jp/prominent-result/
2. 無題
明けまして おめでとうございます。
力強い 言葉にとても勇気をいただきました。ありがとうございます。
絶対に負けないよ(^O^)
今年も宜しくお願いします。
3. 無題
あけましておめでとうございます。
新年早々、上司からの細かな責任追及に参っていたところ、、この記事にとても励まされました。
私も呪いの言葉をはねのけ、自分らしく進んでいきたいです!
4. Re:すごい・・
>鮮やかに結果を出してクソ上司を見返す講座さん
パワハラ上司というのは怖い存在です。こういう人生の危機を乗り越えるのは大変ですが、お互いに頑張りましょう。
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
5. Re:無題
>まゆぴょんさん
今年はお互いによい一年になりますように!
明るい一年になりますように!
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
6. Re:無題
>モカさん
上司のやり方に負けずにお互いに頑張りましょう。
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
7. 無題
あけましておめでとうございます
パワハラブログ拝読させていただきました
お強いですね、
常に立ち向かっていらっしゃる姿に感動しました。
私もパワハラにあって、うつ病になり、休職期間が満期になるのでなんとか会社に戻りましたが、役職はそのままなものの給与は3割カット、会社は我関せずで、閑職にまわされています。
むかついています
けど、誰にも言えなくて、その上司は創立者の息子で誰も意見できなくて、けど、職を失うのが怖い私はそ知らぬふりして毎日、会社に行っています。
なんなんだろ、こんな世の中になんでなっちゃったんだろう
http://ameblo.jp/saasablog0214/
8. Re:無題
>うさぎさん
コメントありがとうございます。
パワハラでうつ病になったとのこと、どれほどつらいご心境を通過されたかと思います。
うつ病は本来、完治するまでゆっくり休養すべきですが、復職を優先せざるを得なかったのでしょう。
会社は病気になっても一切いたわってはくれず、同じ仕事ができないなら辞めろ、と冷たく言ってくる存在です。
給与カットはひどいというか、一方的な不利益変更は不法行為です。
労働局の相談センターに相談してみてはいかがでしょうか。
独裁的な経営者に負けない気持ちを持ちましょう。
どうか今年は少しでもよい方向に向かうことのできる一年になりますようにお祈りしています。
一緒に頑張りましょう!
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
9. Re:Re:無題
>パワハラに負けないさん
ご返信をありがとうございます(*^^*)
会社は社労士を雇っているので、
その人に言いくるめられています。
労働局の相談センターはその人に勝てますのでしょうか?
負けないさんみたいに今の職場を退職する勇気がもてないので会社を相手に動くのがこわいです。
でもやっぱり、高い治療費に薬代まで払わないといけない身体にされて、あのパワハラ上司に払わせたいくらいなのに、
あいつは呑気にしていて、役員手当もあることが、どうしても許せません!
一緒にがんばりましょうの言葉うれしかったです\(^o^)/
なにかあいつを陥れる策を考えていきます
http://ameblo.jp/saasablog0214/
10. Re:Re:Re:無題
>うさぎさん
労働局の人は労働関連の法律に詳しいですから、社労士や弁護士とも渡り合えると思います。
在籍しながら戦うのは実に大変なことです。
たとえば労働組合などに相談して、申し入れしてもらうなど、一人で戦うのではなく、仲間と戦うことで勇気が出る場合があります。
人を病気に追いやっておいてのほほんと暮らしてくる加害者との間にはすでに信頼関係など崩壊してしまっていますから、遠慮なく在籍しながら戦っても問題はないかと思います。
退職してから戦うより、在籍しながら戦う方が、いろいろな団体(労働組合、労働局、労基署、裁判所)もより積極的に動いてくれると思います。
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
11. はじめまして
今まさに
仕事場に独裁者が居て
苦しんでいる通りすがりの者で
心が闇に
覆われつつありましたが
希望を捨てずに
闘って行こうという力を
分けてもらえた気がします。
やっぱり
独裁者は改心する事は
永遠に無いから、
辞めるしか方法は
無いのでしょうね。
http://ameblo.jp/glay5311/
12. Re:はじめまして
>灰斗(ゆーき)さん
コメントありがとうございます。
独裁者からパワハラを受けているご様子。
職場の人間関係というのは、現代にもなお存在する身分制度のようなものかもしれません。
お金を払ってやっているという圧倒的なパワーで人をモノのように扱っても許される場所ですから。
人徳が必要なはずなのに、権力で人を従わせることしか知らない人がパワハラを起こします。
こういう独裁者は、意外とその上司には卑屈なほど手揉みして平身低頭という人が多いものです。
一番の打撃は、会社のトップとか、人事部とか、コンプライアンス部に通告することです。
上からの圧力がないと、こういうタイプは決して変わらないでしょう。
あと、録音テープなどの証拠の収集も怠らないようにしましょう。
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
13. 無題
頑張ろう
14. 拝見しました
管理人様
パワハラについてのブログ拝見しました。
拝見して涙が溢れてきましたね。よく頑張られました。私も真っ只中にいる者であり、その辛さを理解する者としてそう思います。吊るし上げ、公開的な裁き、卑劣な言動と我慢してきましたが、我慢しすぎたのですね。適応障害という病を抱えてしまい、真っ暗闇な道をまもなく四年になりますが歩いてきました。相手は人格障害だと思われ。とにかく他人の不幸は蜜の味と公言するぐらい歪んだ人でした。
組合に助けてと逃げ込んでもダメ、周りも知っていても、その相手には全く指導もせず、消耗して行く日々でした。
休職してますが、家族からは働かないなら、ここの家にいる必要などない、退職したら地獄が待っている等のマイナス的なことばかりを言われて、症状も悪化していきました。一時期は解離という症状もあり、どうなるか不安でした。
パワハラで家庭環境も全て変わった私は苦しくて仕方がありませんでした。パワハラに負けたお前が悪いと毎日責められたらおかしくなります。心の傷がパワハラで酷い中、さらにおいうちをかけるように‥。
他の病では考えられません。こんなに人間関係が壊れゆく病は。
15. Re:拝見しました
>りこさん
こんにちは。
りこさんもつらい思いをされてきたのですね。
パワハラで適応障害になって4年になるとのこと。
とても悔しい思いをされてきたことと思います。
パワハラの加害者には補償をさせたいですね。
家族からも理解されず苦しんでおられる様子。
私も似たような経験があります。
パワハラは、その被害を受けた人でなければ、本当の苦しさが分からず、被害者の責任であるかのように責められることがあります。
そのように責められて、行き場のないような苦しみを感じておられるのであれば、きっとつらくてたまらないものと思います。
よろしければ、メッセージ機能を使って連絡ください。
私でよければ、愚痴とか不満とか、なんでも心の中の苦しみをぶつけてくださって結構です。
どうか少しでも職場の環境が改善に向かいますように。
どうか、少しでも毎日の苦痛が和らいでいきますようにとお祈りしています。
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
16. Re:Re:拝見しました
>パワハラに負けないさん
メッセージありがとうございます。温かなメッセージを本当にありがとうございます。こちらのブログで当時のことを掘り起こすだけでも心にくるお辛い作業だったのではないでしょうか。よく頑張られました。パワハラで我慢ははっきり言って13年になりますね。はっきりとしたパワハラはもう四年前になりますか‥早いものです。私は我慢しすぎまして、辛くても仕事はこなしていましたが、だんだんと限界はくるものなのですね。私の相手は女性の先輩で人格障害ありと思われますが、同姓ですと以外と問題を問題としないような雰囲気がありました。気持ちのもつれにすぎないみたいな。セクハラですと相談体制もあるますが、パワハラは相談体制さえありませんでした。
おっしゃるようにパワハラって、受けた者にしか辛さは理解できないなと思いました。相手に負けた負け犬と実の親から罵声を浴びる毎日は過酷でした。今は親とも決別し、子供たちを守るため距離を置いている状態です。
心的外傷ったらすごいなんてもんじゃありませんね。言葉という暴力のパワハラに家族問題を抱えるとどうにもならなくて大変でしたね。
毎日を心地よく、そして自分らしく働ける日を夢みて新天地を目指しています。動き出しています。ここまで切り換えをするには険しい道でした。
寒さ厳しいですので、どうか心身ともお気をつけくださいね。
また愚痴らせてくださいね。本当にありがとうございます。