今回は、読者Fさん(20代女性)から寄せられたパワハラ体験談をご紹介させて頂きます。
Fさんは、社会人として初めて勤めた職場でいきなり激しいパワハラの洗礼を受けました。
しかし、それを乗り越え、今は笑顔でお仕事をされているようです。
では、早速体験談をお読みください。
はじめに
はじめまして(^^)
看護師として勤務し5年目になりました。
私が就職したのは21歳の頃でしたが、今思えば貴重な人生経験だったなぁと思います。
田舎の病院で勤続年数が私の年齢以上の人ばかりのなか、20代前半のスキルなし女には発言権は与えられず…
おかげでいまではどんな病院に行ってもめげずに仕事に取り組める自信があります(笑)
今回は看護学校を卒業し、ピカピカの1年生として勤務し出した時に、酷かった先輩Aについてお話したいと思います。
先輩Aとの出会い
あれは、私が就職してはじめての出勤の日。今でも鮮明に覚えています。
期待と不安でドキドキしながら白衣に着替えるためロッカーへ…
すると隣のロッカーだった先輩Aが
”あなたここのロッカー?折角隣がいなくて広々してたのに”
って。
“あッすみません”
なぜか謝るワタシ(笑)
“もー…荷物が多い時とかはロッカーの上使わせてもらうからね”
……えッ(°_°)
これが先輩Aとの初対面でした(笑)
第一印象は言うまでもなく最悪です。
使われていない診察室
ワタシが配属されたのは外来でした。
外来には6つの診察室があり、そのなかで一番小さな診察室6は普段使われておらず、あまり人が来ることがない…
そぅ、先輩Aの絶好のイビリ場所です(笑)
私は勤務初日から早速呼び出されました。
嫌な予感はしたけど行かないわけにはいきません。
すると突然
”基本給っていくら?”
と。
えッッ(°_°)
意味が分からず固まりましたが
”だから今の新人はいくらもらえるの?”
と。
しぶしぶ
”◯◯万です”
と答えるワタシ(笑)
すると血相を変えて
”アンタみたぃに仕事ができない子と私が同じ給料とかやってられない。いーねぇさすがユトリ”
と思い切り嫌みを言われました。
後々他の人から聞いた話では、先輩Aは63歳で定年しており、定年後は初任給に戻る仕組みらしく給料が不満で仕方ないためその不満を私にぶつけてきたとか…
毎日呼び出され…
それからほぼ毎日呼び出しは続きました。
師長の前では教えるフリをして呼び出し、誰もいないときは無言で腕を引っ張り診察室へ。
腕を捕まれたときの絶望感…
今では笑えます(笑)
呼び出されたときの文句はだいたいがお金、仕事、たまに容姿について。
まだまだ仕事ができないワタシは失敗したら罰金制度を作るよう上に言いに行くだの、アンタが1人見る間にワタシは2人見るんだから給料を倍もらってもおかしくなぃだの…
容姿については当時ポッチャリしていた私に見苦しいから痩せろだの、そんな体型で食事指導とかさせないだの…
そんな意味のない内容の嫌みを永遠に言われるわけです(笑)
救世主
実は先輩Aを嫌っている人は外来に何人もいました。
とゆーかほとんどが嫌っていました(笑)
私が仕事に少し慣れてからよくしてくれる先輩が3人いました。
その3人なら話してもいぃかなと思い、就職してからのことを話すと3人とも絶句(笑)
それから仕事中フォローしてくれるようになり、診察室6が解放されたことで呼び出しの回数は激減。
その先輩3人も言うことは激しく、たまに嫌みもいわれましたが、本当に助かりました(笑)
これでやっと呼び出しの恐怖に怯えず仕事ができると思えたのは一瞬のこと…
先輩Aはまだまだイジメたらなかったようで新たな手法でやってくるのです(笑)
新たな手法
次に取った行動は物を盗む、仕事を押し付けるなど犯罪まで犯しはじめた先輩A(笑)
仕事は私にちょっとトイレと仕事を押し付けてそれから1時間以上帰ってこないとか、新人教育の一貫だからと面倒な患者や難しい処置がある患者対応は全てワタシ、状態が悪く入院になった患者を全くみてもない私に申し送りさせたりとか…
とにかく仕事をしませんでした(笑)
物を盗むに関してはボールペン、買って休憩室に置いていたジュース、患者さんにいただいたお土産など高価なものではありませんが毎回となると本当にうんざりでした。
一番ひどかったのは、仕事が終わり帰ろうとしたとき…
靴がない(°_°)
え?まさか(笑)
と思い隣のロッカーを見ると靴はきれいに並んでいました。
まぢかッ!!!諦めてその日はナースシューズで帰宅(笑)
そして次の日
”ゴメン昨日借りて帰ったー!!履いてみたくなって”
って。
こいつバカか?と思いましたが無視して靴を受け取り仕事へ。
さすがに悪いと思ったのかその日は機嫌を取ってきましたが、こっちはそれに更に腹が立って必要最低限の会話以外は無視。
すると開き直ってちょっと靴を借りただけなのに私ずっと無視されてると回りに言いふらす始末。
もぅ面倒になって普通に接しましたがあれは本当にひどかったなぁ。
対応策はロッカーに靴を入れることで解決(笑)
他には帰りが一緒になったときは、先輩Aは歩き、ワタシは車でしたので当たり前のように送らせる、そしてそこで買い物に寄ってと言い出した先輩A、1時間たっても出てこず探しに行くワタシ(笑)
まさか…と思いましたが一応待つワタシ(笑)結局先輩Aは現れず…
次の日
”いつもの癖で歩いて帰ってしまった”
と謝る先輩Aを睨み付けもぅいい加減にしてほしぃと言い残しその足で師長のところへ…
あの時の先輩Aの不安そうな顔は滑稽でした。
異動
ワタシは師長に先輩Aのことは何一つ言わず、病棟での経験を積みたいことを相談しました。
師長もやっぱりという顔をしながら上に相談してみるとの返事。
先輩Aはその日1日元気がなく全くワタシに近づいてきませんでした。
ワタシが今までのことを師長に相談したと思っている先輩A。
面白すぎてマスクの下でニヤけ顔が戻りませんでした(笑)
ワタシが相談してから2か月後。
病棟への異動が決定しました。
その時の先輩Aときたら、皆の前で泣きはじめ寂しいだの外来が大変になるだのほざいてましたがワタシはフルシカト(笑)
その後住所を教えて、電話番号まだ聞いてなかったなど話しかけてきましたが教えるわけもなく病棟へ異動。
病棟の人たちは師長をはじめ本当にいい人ばかりで外来が同じ病院とは思えないほどストレスなく仕事ができました。
その後何度か先輩Aと顔を合わせましたが、ワタシは挨拶もせず無視。悔しそうな顔をしていましたがそれも無視(笑)
その後聞いた話ではターゲットになる新人は入って来ない上、もぅ定年して体力も衰えてきたのか大人しくなったとか…
ただ先輩Aの趣味はマラソン…
65歳を過ぎてもハーフマラソンを走りきる先輩A…
あなどれません(笑)
因みにうちの病院は定年後年契約で70歳まで働けるという規則があります。
今後も対策が必要です(笑)
最後に
パワハラなんてされないしされても逆にやり返すッ!!と言っていたワタシがまさかあんなに我慢するハメになるとは思ってもみませんでした。
ただあの経験があったから今人間関係が多少複雑でも、苦手な人がいても笑って仕事ができます。
まぁ、無駄ではなかったのかなぁと(^^)
そして自分もパワハラおばさんにならないよぅに気を付けます。
あんな最低には頑張ってもなれませんがね(笑)
コメント