3日目の朝も、結局、会社にはいけなかった。
その日も、寝込んだままだった。
あまりにも寝込みすぎて、もう眠れなくなってしまった。
だから、リビングでテレビを付けて、録画してあったビデオなどを見た。
でも、「なぜ会社に行かないの?」と無言の視線を妻が投げかけているような気がして、心は休まらなかった。
そして、4日目。
私はようやく決心して、会社に向かった。
途中、おなかが痛くなるなどのハプニングに見舞われたが、何とか会社についた。
私の勤める狭苦しい部屋のドアを開ける瞬間、心臓がどきどきした。
私は聞こえるか聞こえないか位の声で「おはようございます」とささやいた。
同僚も上司も、その声に気が付かなかったのか、しーんと静まり返っていた。
下を向きながら、自席に向かった。
結局、その日は、特にそのパワハラ上司から声をかけられることもなかった。
同僚達も、普段と別に変わりなく、接してくれた。
中には「体、大丈夫?」と声をかけてくれる人もいた。
「うん、なんとか大丈夫。」と当たり障りのない答えを返しておいた。
私は3日間の欠勤の間にたまったメールの処理に追われた。
そして、プロジェクトの進行の管理作業を粛々と進めた。
気が付くと、もう夜の10時になっていた。
そして、オフィスにただ一人となっていた。
ようやく仕事に一段落がついた。
私は、帰ろうと席を立った。
事件は、そのときに起きた。
(続く)
コメント
1. こんばんは。
はげしく同感です!!
従業員は機械じゃありません。
上司たるもの、社長たるもの、上にたつ人全ての人に声を大にして言いたいです。
部下は、従業員は、働くロボットじゃないって。
http://ameblo.jp/miyabi27xmas/
2. コメント
書く記事、間違えました。
この記事の次の記事に対してのコメントです。すみません(。-_-。)
http://ameblo.jp/miyabi27xmas/
3. Re:コメント
>miyabi27さん
コメントありがとうございます。
お尻を叩けば成果が出るという短絡的な発想しかできない上司は、パワハラ上司になってしまいますよね。
こんな上司には負けたくないですね。
http://ameblo.jp/anti-pawahara/