(続き)
そのメールには,ここ書かれていた。
「あなたの駅の近くで会って話をしましょう。」
早速,駅名を伝えると,その日の夜に会うことが決定した。
あの憎き上司は改札口に表れると,早速,近くの居酒屋に入った。
「どう過ごしていたんだい?」
上司は,数日前の電話で笑い飛ばした時とは,明らかに雰囲気が違っていた。
たぶん,部長とか上の人間から,真面目に話をしてこいと諭されたのではないかと思った。
私は,この機会以外には話す機会はないかと思って,思い切って言った。
「実は,その,課長の怒鳴り声が怖くて,出社ができないんです」
課長は,眉一つ動かさずに聞いていた。
「まあ,飲んで」
そんな風に言われ,飲みながら一時間くらいは話したと思う。
最後にこう言われた。
「じゃあ,明日から出社はできるかい?」
私は小声でこう答えた。
「あ,はい」
私も,1週間以上溜め込んでいた怒りと苦しみの思いをすべて吐き出せたのか,気分は楽になっていた。
当然,その飲み会の経費は,会社持ちであった。
私は,翌日から土日も含めると,ほぼ1週間半振りに正常に出社することができた感じであった。
だが,パワハラ上司との闘いは,これから山場を迎えることになるとは,その時は分からなかった。
(続く)
コメント
1. 続き
どうなっていくのが、とても気になります(´・_・`)。
http://ameblo.jp/miyabi27xmas/
2. Re:続き
>miyabi27さん
コメントありがとうございます。
とても励みになります ^_^
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
3. こんばんは!
先日は、初めて私のブログの読者になっていただいてありがとうございました。お礼が遅くなって済ません。
いつも、ハラハラドキドキしながら読ませていただいてます。
私もパワハラ受けていた事があるので気持ちよくわかります。
私の友人も今、パワハラ受けてる真っ最中~
です。
早く明るい未来を手に入れたいものです。
無理せずにゆるゆると頑張って下さい。
http://ameblo.jp/1009-maru/
4. Re:こんばんは!
>エミリーさん
コメントありがとうございます^_^
友人の方、パワハラに負けずに頑張ってほしいです。
私達は何をされても黙っているだけの存在ではないことを見せつけて、明るい希望を手に入れたいものです。
http://ameblo.jp/anti-pawahara/
5. 読者登録ありがとうございます
ブログ拝見しました。
もう状況は一段落されているのでしょうか?
であればよいのですが。
私はかつて、パワハラ上司のさらに上司として、パワハラを行う部下(さらにその下の部下から見れば上司)に悩まされたことがあります。
私自身も、「できの悪い」部下を持って、半年ほどだけパワハラを行ったことがあります。最終的にはその部下を高く評価することになった、という顛末は、「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」という本にも書かせていただきました。
振り返ってみれば、パワハラは一種の精神疾患のようなものだと思います。
ただ、良いパワハラがあるのも事実です。
そのあたりはあなたのブログに書かれている「相性」の問題も大きくかかわってきます。
半年耐えて、人事に伝えて、それでもパワハラが変わらないようであれば、転職を考えるのも大事だと思います。
職務経歴書を書くお手伝いが必要であれば、お気軽にご相談ください。もちろんボランティアです。
平康慶浩(ひらやすよしひろ)
http://ameblo.jp/kigyou-shinka/
6. Re:読者登録ありがとうございます
>セレクションアンドバリエーション(株)さん
コメントありがとうございます。
パワハラ上司との闘いは現在も進行中です。
「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」という本には面白い内容が書かれているようですね。
機会があればぜひ読んでみたいです。
http://ameblo.jp/anti-pawahara/